子育てママに最適なスマートウォッチ探したけど結局Apple Watchに落ち着いた
僕はApple Watch Series 4 を約2年弱愛用しています。iPhone & Macユーザーなので「そのスマートウォッチを購入するか」という悩みはないままApple Watchを使用し始めたのですがかなり満足度は高いです。
個人的にはLINEやメールの閲覧返信のようなことはほとんどせず、睡眠や活動のトラッキングを主目的にしたウェアラブルデバイスになっています。
- 天気や気温の確認
- 目覚まし時計
- 昼寝タイマー
- 睡眠や活動のトラッキング
- モバイルSuicaやApple Payで決済
- カレンダーの確認(たまに)
上記のような基本的なことにしか使っておらず、通知もすべて切っています。
スマートウォッチは振動で通知することができるので、朝の目覚ましや昼寝のタイマーとして非常に優秀です。特にこどもや赤ちゃんと一緒の部屋に寝てるような場合は必須です。
こんな便利なものは2人の小さなお子を育てに忙しい奥様にもプレゼントするべきだと思ったのですが、「奥様はiPhoneだけどMacは使わないし、Apple Watchでなくてももっといいスマートウォッチがあるのではないか?」という疑問が浮かびました。
希望の条件を聞き出しておすすめのスマートウォッチを検討するも、結局Apple Watchになってしまったのでその軌跡を記録しておきます。
必要な機能とシチュエーション
奥様もちょうどスマートウォッチの購入を考えているところだったらしく、ご要望をお伺いしてみるとこんな感じでした。
- 目覚まし機能は絶対欲しい
- 大きいのは使いにくいので軽くて小さいほうがいい
- SuicaまたはiD、QUICPayが使えたら便利かも
目覚まし時計の音が聞こえないことの多い僕にとっては手首の振動で起きれるのは革命的です。また赤ちゃんと一緒の部屋に寝ていると「自分は起きたいけど赤ちゃんは起こしたくない」ってときあるじゃないですか。そんなときに手首の振動で起きられるスマートウォッチは必需品です。
サイズに関しても適切な大きさや好みがありそうです。
僕はApple Watch Series 4(※現在は廃盤)の44mmを利用しているのですが、たしかにサイズの小さな女性にはこの大きさはちょっと邪魔かもしれません。40mmとか38mmくらいのほうがいいかもしれません。
個人的にはヘルスケア周りの計測に価値があると思うのですが、それが必要なければ目覚まし機能なんてどのスマートウォッチでもスマートバンドにもあるので、「5,000円から1万円くらいでよさそうなものがあれば即購入だな」と思って探し始めました。
電子マネーありだと1万円以下無理
さらっと見てわかった残念な事実は「電子マネーありのスマートウォッチは1万円以下では買えない」ということです。SuicaでもQUICPayでもなんでもいいと考えていたのですが、なにかしらの電子マネー機能がついているという条件だと価格は2万円くらい〜になるみたいです。
「決済機能をつけるだけで1万円以上高くなるならいらないwww」という人は、シャオミが破格の値段で出してるスマートバンドはかなり有力になるのではないでしょうか。
支払いやSuicaは利用できませんが、その他一般的なスマートウォッチにあるような機能はほとんど備わっています。
心拍数、スポーツでの距離数、睡眠のような健康/ヘルスケアに関するトラッキングは「Mi Fitアプリ」なるもので管理します。
電池持ちが通常モードで14日、節電モードで20日持続は羨ましすぎるので、電池が1日しか持たないApple Watchもすぐに採用してください。
ちなみに普段iPhoneとApple Watchの両方を身につけている僕は、基本的にはiPhoneで支払いすることが多くApple Watchで決済するのは自動販売機くらいでかなり稀です。
どちらでも同じように支払えるのになぜApple Watchを使わないのか考えてみるとたぶん距離の問題です。Apple Watchだと決済時に端末の近づける部分は手首の位置になり、iPhoneだと手のひらの少し先になります。iPhoneだとApple Watchより20センチ以上遠くまで届くのでなにかと楽なんですよね。
ただこれは手が空いていてポケットがあってスマホを取り出しやすいという条件が揃っている場合の話であって、ポケットがない服の多い女性や手のふさがっていることの多い人はスマホを取り出すよりウォッチのほうが楽かもしれません。
Garminは代替候補になりえる
電子マネーが使えてiPhone以外でという条件だとGarmin(ガーミン)がよさそうです。
用途やシチュエーションに合わせた30種類以上のスマートウォッチが2万円台〜30万円を超えるものまで幅広い価格帯で取り揃えられています。
電子決済機能を備えているモデルが充実しているのもGarmin(ガーミン)の特徴です。支払いに関する機能としては「Garmin Pay」と「Garmin Pay Suica」の2種類があるようです。少し調べてみると、前者の「Garmin Pay」は、"特定の銀行のVISAデビットカードを発行するとGarminでVISAタッチが利用できる"というものであり、「Apple Pay」の"iDやQUICPay機能を持つクレジットカードを登録できる"というものとはまったく異なります。
正直「Garmin Pay」の使い勝手はかなり悪く、実際に利用するのはSuicaだけになるでしょう。現在Suicaをメインで利用している人であれば特に問題はなさそうです。特定のクレジットカードのiDやQUICPayを使いたいならApple WatchかGooglePayが搭載されているウォッチを探すことになります。
ガーミンには幅広いモデルとカラーがありますが、特に女性向けで価格がそこまで高くないものであればこのあたりがいいのではないでしょうか。
Garmin以外のSuicaが使えるスマートウォッチ/スマートバンドとしては、FitbitのFitbit Charge4もよさそうです。
Apple Watchのヘルスケアの使い勝手抜群
僕がスマートウォッチを利用する理由の95%は健康のためです。Apple Watchで計測する睡眠、活動量、心拍、体重計で計測する体重、体脂肪率などのデータがAppleのヘルスケアで一元管理できます。これらのデータは数ヶ月振り返るのも有用なのですが、これらのデータは将来の自分(と他人)の医療にも役立つのではと予想しています。
データ管理はできるだけ手間なくやりたいのですが、デバイスをまたいでのデータ連携のスムーズさやデータ保管の安心さという点では「Appleのヘルスケア」か「GoogleのGoogle Fit」の二択になってしまいます。Garminのスマートウォッチやシャオミ Mi bandの情報もAppleのヘルスケアに送ることもできるらしいんだけど正直誰でも簡単にできるとはいえなさそうです。
参考:GARMINのスマートウォッチでiPhoneのヘルスケアが楽しくなる
参考:Mi bandの心拍数をiPhoneのヘルスケアと同期する方法!Mi fitではなくAmaztoolsを使うのだ!
現在iPhoneを利用していて面倒な設定は避けたいという人は迷わずにApple Watch。難しいことはなにも考えずに時計つけて連携するだけで終了です。
Apple Watchでも最新Series 6は必要なさそう
Apple Watch買うならどれ買えばいいんだ問題というのがあります。2021年5月現在では3つのシリーズがラインナップされています。
「最新型のSeries 6」と「2年前くらいのモデルのSeries 3」、「Series 6の機能を少し簡素化したSE」です。
Series 6のはディスプレイが常時表示だったり心電図の機能が追加されたとは言ってもApple信者以外には47,000円はさすがに高すぎでしょ。Series 3だったらその半額以下の20,000円前後と買いやすくどのくらい使い込むかわからない段階ではこれでいいのではないでしょうか?
SEは値段と機能が中途半端で選ばれるシーンがあまり思い浮びませんが、カラーがどうしてもゴールド(ピンク系)がいいという場合にはあり得るかもしれません。
まとめ
子育て中のお母さんに最適なスマートウォッチを検討してみてわかったことは、機能にそこまで差はないけれど電子マネーがいるか/Suicaだけでいいかという点がスマートウォッチ選びの分かれ道であるということでした。
Androidスマホを利用している人はApple WatchではなくGarminやFitbit、電子決済も必要なければシャオミのスマートバンドでもいいでしょう。iPhoneユーザーでも決済は必要ないならFitbitのSuicaなしモデルやシャオミのスマートバンドで十分です。
ただGarminやFitbitとApple Watchの価格差は5,000円〜1万円程度しかないので、iPhoneユーザーならApple Watchを選択するのが無難です。Apple WatchがあることでiPhoneの顔認証が使いやすくなったりデータ連携/保持の簡単さから考えると、奥様へのプレゼントにはApple Watchというのが結論です。
Series 3はセールのタイミング次第で実質2万円を切るのでこれが狙い目ですね。(バンドは好きなものを探して自分で買ってくれ)