33歳からブラジリアン柔術を始めてみた

2022年8月26日ブラジリアン柔術

運動から15年ほど遠ざかっていた33歳の男性が柔術を始めてみた記録です。入会して約3ヶ月が経ったので、入会を決めるまでと3ヶ月経ってみての感想を書いてみます。

30代で柔術始めようかなと考えている人には役に立つかもしれません。

運動習慣は大事

もっとも大事なものが健康であることはほとんどの人が知っています。

健康とは身体だけではありませんが、とりわけ肉体の健康にとっては、

・適切な食事

・十分な睡眠

・適度な運動

が必要なことも誰でも知っています。

食事はただ悪いものを避ければいいだけで睡眠は早く寝るだけなのである程度コントロールできていた気がします。ただ「運動習慣」は時間の確保やそもそもなにをやるのかという点でなかなか手を付けられずにいました。特に子持ちだと自分の時間確保には家族の協力も必要でハードルが高くなりがちという問題も発生します。

スポーツ・競技選び

どうせやるなら経験や努力が積み上がり、趣味として長くできるようなものが理想です。すぐに思いついたのは「筋トレ」「格闘技」「サーフィン」「ゴルフ」などでした。

筋トレは生涯スポーツとして長く続けることができそうですし、体がかっこよくなるというわかりやすいメリットもあり有力な選択肢です。ただハマってしまうと減量や食事制限をすることになり、ストレス解消のためのスポーツで逆にストレスを貯めることになりそうです。

格闘技は護身にもなるので一石二鳥ですが、ケガはしたくありません。空手や合気道、ジークンドーのような武道/武術も考えたのですが、打撃があるのは確実にケガ率高いわけですよ、、ましてやMMAを運動習慣なし30代が始めるのはスピードもスタミナもキツイし、50歳までMMA(総合格闘技)を続けられるイメージはまったく湧きません。

「格闘技がいいけど打撃は避けたいな・・・」と考えていたときにぴったりだったのが柔術でした。

他の格闘技を比べると競技者の年齢幅も広く、30代や40代から始める人も少なくありません。検討していた道場はこどもクラスや親子クラスもあるので「子どものため」と始める言い訳にもなります。

柔術のよさそうなところ

自分で調べてみたり道場に見学にいってみて感じた柔術のよさがこちらです。

年齢を重ねてもできそう

柔術は40代50代でも続けている人も多く、現に柔術の大会は年齢別のカテゴリでも開催されています。

マスター130歳から35歳
マスター236歳から40歳
マスター341歳から45歳
マスター446歳から50歳
マスター551歳から55歳
マスター656歳以上

柔術の大会は年齢別/階級(体重)別/帯色別で開催されるので、自分とある程度年齢や実力の近しい人と試合をすることになります。

特に走力が必要なサッカーやバスケを40代50代で続けるのはきつそうです。柔術なら怪我せずコンディションに気をつければ55歳くらいまではいけるかなという感じです。

気軽にできる

運動を習慣にするためには負担なく継続できることが重要です。24時間オープンのジムなら筋トレを習慣にするのも簡単そうですが、反対にサーフィンやゴルフなどは準備や移動が面倒で時間もかかるためそこまで頻繁にできません。

柔術は道着をもってクラスの時間に道場にいくだけなのでスポーツ界トップレベルの気軽さです。ちなみに道場は自宅か勤務先に近いところじゃないと続かないというのが通説です。

道着を毎回洗濯するというのが少しだけ面倒ですが、洗濯乾燥機にブチ込むだけで終了です。道場によっては道着を選択して保管してくれるサービスを提供しているところもあり、これだと本当に毎回手ぶらで行けばいいだけになります。

実用性もありそう

争いごとに巻き込まれないように細心の注意を払って生きるべきですが、万が一の際には自分や回り人の身を守れることは大事なことです。

打撃や組技系のスポーツをやっておけば、格闘技の経験者や自分よりよっぽどサイズが大きい人を除けば(素手なら)なんとか対応できるようになるかもしれません。

3ヶ月やってみて

柔術を始めて3ヶ月が経ったので未経験者から初心者くらいにはなったかもしれません。運動をまったくしていなかった30代の感想はこんなところです。

時間をかければうまくなりそう

柔術が上達するポイントは継続することだといろんなところに書いてありましたが、たしかに「やればうまくなりそう」な気がします。

まず体がまったく動かないところからある程度動くようになることを実感します。この基礎体力のようなものはやればやるだけ伸びそうです。30代40代でも柔術を1年以上やっている人の体の強さにビビります。

また柔術にはセオリーのような定石のようなものが死ぬほどあり、これを覚えていくことで確実に上達していきます。運動神経がよい人が青帯や紫帯になったわけではなさそうです。

体つきの変化

たった週2回×3ヶ月程度でも体つきは明らかに変化しました。人を本気で押したり引いたり組み合ったりするような負荷は普通に生きていればありません。最初の何回かは全身がひどい筋肉痛になります。

ケガはするよ

ケガの少ない格闘技といわれることが多い柔術ですが、「少ない」のであって「しない」ではありません。自分は大胸筋あたりの筋肉を少し痛めたりあごを擦りむいたり口を切ったりという小さなものでしたが、なかには2週間くらい休む新規の入会者も普通にいました。あくまで格闘技ですので、ある程度は許容してください。

まとめ

入会してか3ヶ月が経とうとしているが完全にハマっています。毎日柔術のYouTubeと教則動画をみるのが忙しく仕事が進みません。

柔術は高校生の部活を最後に運動をまったくやってこなかった30代でも問題なく始められるスポーツです。むしろ通っている道場の平均年齢は40代みたいです。道場によって雰囲気や年齢層、通いやすさはまったく異なるので、候補がいくつかあるのであれば見ておいたほうがいいかもしれません。体験するのに腰が重ければ見学だけでもいいのではないでしょうか?

Posted by にしり